Insurance column
保険の知識コラム
外貨建て保険
外貨建て保険って?
保険の仕組みは同じ
皆様は外貨建て保険というものをお聞きになられたことはありますか?
生命保険の保険料を外貨で払って、保障も外貨で持っていただくタイプの保険です。
外貨建てにはアメリカドルやオーストラリアドルがありますが今回はアメリカドル(以下ドル)でお話したいと思います。
保険の仕組みについては一般的な日本円でお手続きするものと一緒です。
何が違うの?
単位が円からドルに
では何が違うのでしょうか?
ゼロ金利という言葉を聞いたことがあると思います。日本は長らく景気が低迷しており銀行や郵便局で貯金をするときも金利が0.00いくつといった感じでほとんど利息がつきません。
対してアメリカは景気は別にして金利は総じて日本より高い水準にあります。
生命保険は皆様からお預かりした保険料を運用して、いざというときに皆様に保険金、給付金をお支払するのですが、高い金利のドルで運用することが出来れば、利益が上がります。利益分は皆様に還元できる為、保険料は安くすることが出来ます。
一生涯の保障である終身保険を同じ保険金額で設計すると日本円とドルではドルでつくった方が保険料は安くなります。
逆に言うと、同じ保険料ならドルの方がより多くの保障をもっていただくことが可能です。
最近では外貨の高金利を利用して学資保険では無く、外貨でお子様の教育資金をご準備される方が多いです。
ドルで保険料をお支払いただくので、為替相場によって毎月の保険料は変わってきます。
毎月の保険料が変わる?
ご安心ください
保険料はドル建てですが、多くの場合は日本円でお支払いただくので、為替相場によって毎月の保険料は変わってきます。
『毎月の保険料が変わるのが・・・』という方もいらっしゃると思います。
が、今もすでに毎月支払額が変わるものをお支払ではないですか?
電気料金、ガス代、水道料金、携帯電話料金といったものも使用量によってかわります。ガソリン代なんかは毎回違いますもんね。
為替相場の変動幅はこれらのものより少ないかもしれません。
よく理解していただければ怖いものではありません。