Life Event & Stage
ライフイベント・ステージ
独身のかた
働きざかりといったところでしょうか
30代で独身の方が保険を選ぶときのポイントは、「“いざというとき”に自分が困らないようにする」ということです。
では、その“いざというとき”とは、どのようなケースが考えられるでしょうか。
最初に考えられるのは、病気やケガで入院・手術をして医療費がかかったり、仕事ができなくなり収入が減ったりすることです。すでに十分な貯蓄があり、それで医療費負担や収入減に対応できるのであれば、改めて保険を用意する必要性は低いでしょう。
特に目的は無いけど貯蓄をしてきた方であれば貯蓄を切り崩して医療費を払ったり、収入減少に対応しても良いでしょう。
しかし多くの方は車を買う資金であったり、住宅ローンの頭金であったり、自分へのご褒美旅行や買い物の資金だったり・・・目的があって貯金をされています。
なので皆さん、医療費に対しては「医療保険」、収入減に対しては「就業不能保険」で備えをされているのです。
それぞれの保障のボリュームについては、自分の生活に合わせて無理のない範囲で考えてみましょう。
必要最低限で良いですよ!保険は本来そういうものですから!
自分の生活にあった保障のボリュームがわからないという方はご相談ください。
仕事をして収入を担っている方の保険の選び方
今まで通りの生活を維持する為に
結婚している方のうち、仕事をして収入を担っている方の場合、比較的に手厚い保険が必要だと言えます。なぜなら仕事をして収入を担っている方が、病気やケガをして入院・手術をしたり、あるいは亡くなられてしまった場合、家庭の収入が減少してしまう、あるいは途絶えてしまうことが予想されるからです。そうなったら、家族は経済的に困窮し、今まで通りの生活を送れなくなってしまうかもしれません。
『今まで通りの生活』とは経済的な面はもちろん、時間的な面も『今まで通りの生活』とはいかなくなるでしょう。
一番多いのは『子供と接する時間が』変わって(減って)しまいます。
そのような事態を避けるためにも、仕事をして収入を担っている方は、病気やケガをしたときの医療費や収入減に備える「医療保険」と「就業不能保険」、そして万が一のことがあったときに残された家族が生活に困らないようにお金を用意できる「死亡保険」については、手厚く用意しておいたほうが良いと言えそうです。
家事をして家庭を支えている方(専業主婦/主夫)の保険の選び方
以前とは違います
以前は、結婚している方のうち、家事をして家庭を支えている方の場合、比較的に軽めの保険の用意で十分だと言われてきました。ですが、最近は「医療保険」はもちろん「死亡保険」もしっかり考えて入られるかたが増えてきました。
というのも、家事をして家庭を支えている方(専業主婦/主夫)が亡くなられた場合、その後にパートナーが仕事をしながら家事まで担うことが難しくなり、外食が多くなったり、ホームヘルパーを利用したりと支出が増えるケースが多いからです。
子供がいる場合の保険の選び方
準備の仕方が大切です
30代の方のなかには、すでに結婚をして子供がいらっしゃる方も少なくないと思います。子供がいる方の場合、保険で「子供の教育資金の貯蓄」と「両親に万が一のことがあったときに子供に負担をかけないための準備」をしておくと安心です。
子供にはさまざまな費用がかかりますが、その中でも特に大きいのが教育資金だと言えます。今の日本では高校進学率は97%を超えていて、大学進学率も54.6%に達しています。子供のほとんどが高校に進学し、さらにそのうち半数以上が大学まで通う計算になります。そうなると、子供が幼稚園~大学まで通う教育資金を何かしらの形で準備しておく必要がありますが、その方法の1つとして考えられるのが学資保険や終身保険(低解約返戻金型)です。
どちらの保険も、一定期間のあいだ保険料を支払う代わりに満期や解約のタイミングでまとまった保険金を受け取れるタイプで、その保険金を子供の教育資金に充てることができます。支払った保険料よりも受け取る保険金の方が多くなることが一般的で、着実かつ効率的な教育資金の準備方法として活用する方もいらっしゃるようです。
子供がいる方は、いちど学資保険や終身保険(低解約返戻金型)を検討してみてはいかがでしょうか。
30代女性の保険の選び方
総合的な費用が膨らむことも
厚生労働省の『平成26年 患者調査』によると、女性特有の病気の患者数は、20代から30代にかけて約2倍に跳ね上がり、全年代を通じてピークに達します。
この結果を踏まえると、女性にとっての30代は女性特有の病気に罹患する確率が高まる時期だと言えそうです。
女性特有の病気として代表的なものは、女性特有の部位のがん(乳がん・子宮がん・卵巣がん等)、妊娠や分娩に係わるトラブル、周産期に発生した病態などが挙げられます。
女性特有の病気の場合、治療にかかる費用が他の病気と比べて特別大きいというわけではありませんが、たとえば症状や部位によっては「いまは体を見られたくないから個室で静かに療養したい」「手術の痕が体に残らないようにしっかりとした術後の処置を受けたい」というような希望があり、結果として総合的な費用が膨らむことは想定できます。
30代の女性は、女性特有の病気のリスクに備える意味で医療保険に女性特約を付加したり、リーズナブルな保険料の単体の女性保険に加入したりしておくと安心だと言えそうです。